大学職員の仕事は暇なのか?実際の忙しさを元市役所職員が語る

大学職員

ネットで転職情報などを探すと
大学職員は暇、ホワイト
夏季休暇や冬期休暇が多く、ライフワークバランスが充実している

など、興味をそそる情報がよく見受けられます。

私は市役所で10年半働き、その後私立大学職員に転職して4年が経過したところです。
そんな現役大学職員の私が、忖度なしのありのまま、私目線での情報をお伝えしたいと思います。

1.大学職員は楽なのか?
 結論を最初に書きますと、まあまあ楽だと思います。
 私は教務系の部署にいます。カリキュラムや履修登録、授業運営に関することや教職課程に関することも担当しています。
 教務系部署は、割と守備範囲が広く、臨機応変に対応が必要になるケースが多くあります。
 他の同僚から「教務課は大変だから行きたくない」など言われることもあります。

 それでも、前職の市役所と比較すると、まあまあ楽です。
 まず、市役所のほうが守備範囲が広い。
 他の記事でも書きましたが、市役所職員の守備範囲は「市政に関すること」です。
 その中でも各部署にわかれ、課ごとに専門範囲がありますが、それと比較しても、大学教務のほうが守備範囲はせまいかな、という印象です。

 もちろん、大学業務を下に見ているわけではありません。
 また、学生の卒業がかかっている教務の仕事は、責任が大きいことも間違いありません。間違えは許されない部署です。
 教職課程も教育職員免許法をはじめ、複雑怪奇な法令を理解する必要があります。
 そのため、決して暇ではありません。

 ただ、「まあまあ楽」と結論づけたことにはいくつか理由があります。
 まず、繁忙期が決まっていること。
 基本的に年度末は忙しいです。

 卒業・進級をはじめ、新入生の準備もあります。
 カリキュラム改正をした次の年度初めは特にドキドキです。
 ただ、その繁忙期さえ乗り切れば、あとは比較的落ち着いています。

 つづいて、責任の重さは前職も同様であること。
 市役所の業務も、当然ですが基本的にミスは許されない仕事ばかりです。
 そのため、入念かつ迅速にチェック、再確認する作業は割りと慣れています。
 要は、市役所業務と教務部署の業務は、仕事の進め方に相性がよかったのかもしれません。

 あとは、主な相手が大学生であること。
 これも、決して大学生を下に見ているわけではありません。
 選んで大学に入学してくれた学生をファーストで考え仕事をしています。
 では、何故大学生相手が楽なのか。それは、市民に比べて、楽ということです。

 市民は、色んなタイプの方がいます。きちんと礼節をわきまえているかたならよいのですが、
 窓口に来た瞬間から怒鳴り散らしてくる人も少なくありません。
 粘着質なストーカーみたいな人もいました。

 そういう多種多様な市民にくらべたら、大学生は割りといい人が多く、基本的に説明すれば、はいと直に聞き入れてくれる人が、市民よりは多いからです(笑)

2.大学職員は転職先としておすすめできる?
 私の経験からは、おすすめできます。
 特に、前職が私のような行政職に携わっていた人でしたら、転職というより、部署異動ぐらいの感覚でなじむことができるのではないかな、と思います。

 民間企業からの方ですと、行政や大学事務の独特な仕事の進め方に、最初は少し戸惑うこともあるかもしれません。
 ですが、郷に入っては郷に従え、というように、そこでのルールに沿って仕事を進めていけば、いずれ慣れることができると思います。

 私は民間企業の経験がないので、あまり断言はできませんが、おそらく一般的な民間企業よりも、大学職員の仕事は総合的に見て、ホワイトだと思います。
 今の職場環境が苦しく、大学職員への転職を考えている人の一助となれば、とても嬉しいです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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